京阪ホテルズ&リゾーツ

ソムリエ資格が開いてくれた自分の道
人の想いが与えてくれた底力

ザ・サウザンド京都/京都センチュリーホテル
オペレーション部料飲課

2019年入社

梅田 佑希

人事の方の気遣いに惹かれて入社

私は気遣いができる人間になりたくて、究極のサービス業は何だろうと考えた時、ホテル業だと確信しました。ホテルは接待、デート、プロポーズ、様々なシチュエーションに使用されるため、多岐に渡る対応が必要とされます。そこでホテル業界を志し、専門学校に進学しました。
京阪ホテルズ&リゾーツを選んだ一番の理由は、人事の方の気遣いに触れたことです。内定者懇親会の時、同期が40人以上いるにも関わらず、私の交通経路まで事細かく覚えてくださっていたことに感動しました。もちろん人事の方もホテルの顔という認識で対応されていると思いましたが、素晴らしい気遣いに「何か良いな」という雰囲気を感じました。

入社してからは、ザ・サウザンド京都のイタリアンレストラン・SCALAEで3年勤務して、2022年4月に京都センチュリーホテルのLa Jyhoというビュッフェレストランがオーダースタイルに変わることを契機に、立ち上げメンバーとしてSCALAEから異動。現在もLa Jyhoで勤めております。
業務としては、接客業務を中心に、発注業務や売上管理、アルバイトの方の現場指導、また最近ソムリエの資格を取得しましたので、ワインの管理も担当しています。職場の風通しは良く、上司に意見しても自分たちで考え、話し合ったことを挑戦させてくれる土壌がありますね。

岩田渉シェフソムリエに憧れて、ソムリエ試験を受験

2022年12月に一般社団法人日本ソムリエ協会のソムリエ試験に合格しました。当社には日本のトップで世界第5位の岩田渉シェフソムリエがいます。私にとっては雲の上の人で、間近で働く姿を見ているとやはり知識の幅と深さが圧倒的で、ソムリエは自分には無理かなと思っていたんです。しかし入社2年目で新型コロナウイルスが流行し、休業等で働けない時期があり、今後どうしていくか悩みましたが、ここまでホテリエを続けてきたのだから何か証が欲しいと思ったのが、ソムリエ試験を受けたシンプルな理由です。誰に言われたわけでもないですが、このぶどうバッジが欲しいと思いました。そして早速出願し、800ページ以上もある辞書のように分厚い教本を読み込むところから始めました。1次の筆記試験は一人で頑張り、2次試験のテイスティングからは岩田シェフソムリエやソムリエチームの方にバックアップしていただき、業務中や終業後に残業という形で練習しました。本当に大変でしたが、ソムリエチームだけではなく、シフトを作ってくださる方やレストランの上長等多くの方に支えられ、一度目で合格することができました。

マネジメント力を伸ばしつつ、ソムリエとしての仕事も

ソムリエはワインのイメージが強いと思いますが、ソムリエ協会では飲料全般に携わる責任者と定義しています。ソムリエの資格を取得したことで、現在La Jyhoで提供している約20種類のワインの管理や、ドリンクメニューの構成をある程度任されるようになりました。今後ソムリエチームとして、宴会やイタリアンレストランのペアリングの業務に携わる日がくるかもしれません。
また、我々はおもてなしを実践するホテリエですが、やはり会社でもあるので、店全体の売上を伸ばしていきたいと考えています。店の状況を見ながら指示を出したり、他のレストランのスタッフと横の連携を取りつつ臨気応変に業務を行ったりと、お客様の満足に繋げるため、レストランチーム全体のパフォーマンスを上げるマネジメント力も必要になると思っています。

個人としては、SCALAEで勤務していた時にずっと仲良くさせていただいている静岡のお客様がいらっしゃるのですが、そのお客様から試験に向けた応援のお言葉をいただき、試験中何度もお客様の顔が思い浮かび、すごく力になりました。これからも長くお付き合いできる関係が築けるよう、ワインだけではなく、料理や他の飲料の知識もつけていきたいと考えています。日々しっかりと勉強を続けて、自分のファンを増やしていきたいです。

どんな道を選んでも正解。様々なことにチャレンジを

私自身、入社してからも迷って右往左往してきた経験がありますが、今は自分の選んだ道は間違っていなかったと思えます。
何を選んでも正解かもしれません。ぜひ自ら進んで、色々なことにチャレンジしてほしいと思います。

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