京阪ホテルズ&リゾーツ

自分の持つ能力を最大限に発揮して
理想のホテリエを目指す

ザ・サウザンド京都/京都センチュリーホテル
オペレーション部 宿泊課 キャプテン

2016年入社

江 沛芸(ジャン ペイユィン)

ザ・サウザンド京都のオープニングメンバーに抜擢

地元台湾の大学の日本語学科を卒業し、勉強の成果を試すために来日しました。ワーキングホリデーで当時同じ京阪グループのホテル京阪ユニバーサル・タワーに入社し、料飲サービスを担当。そこで感じたのは、社内の人間関係の良さでした。来日前は海外で働くことへの不安もありましたが、皆優しく教えてくださり、人間関係の心配やプレッシャー等なく、心地よく働ける職場環境を作っていただいたので「ここだ」と思い、当社に就職することを決めました。入社して一年半で琵琶湖ホテルの宿泊に異動、その後ザ・サウザンド京都のオープニングメンバーに抜擢されました。ホテルのオープンに参画できることは貴重な機会で、本当にありがたく光栄でした。

現在はザ・サウザンド京都の宿泊で、主にフロント業務や、コンシェルジュとしてレストランやお車の手配等を含めた滞在中のお手伝いをさせていただいています。またマルチタスク制度の一環で、スパの受付業務も担当しています。新人を教える立場でもあるので、チームで協力し合いながら教育にも力を入れているところです。

海外のお客様との対応で気付いた自分の使命

ザ・サウザンド京都がオープンしてまもない頃、中国のお客様が歯の痛みを訴えられました。歯が痛いと本当に夜も眠れないですよね。かつ言葉も通じず不安だったと思います。「病院を探してほしい」と言われご紹介しましたが、日本語対応のみの病院が多かったため、私も歯医者まで同行しました。病院の先生に通訳して治療をしてもらい、何とか痛みを抑えることができ、お客様は京都での観光を楽しむことができました。この出来事は今も強烈に記憶に残っています。上司と相談の上、自分の意思で同行することを決めましたが、自分が役に立っていることを実感したと同時に、「これが自分のやりがいで、使命なんだ」と強く感じました。私は来日されたお客様の立場に立ったサービスが提供できる、また、日本語と中国語、英語を話すことができるので、その能力を活かそうと改めて決意しました。

自ら積極的に動ける、かっこ良いホテリエに

現在客室には日本語と英語の案内を置いていますが、海外のお客様には日本語も英語も話せない方が多くいらっしゃいますので、私の力を活かして中国語の案内を増やしていきたいと考えています。実際にレストランメニューも一部翻訳させていただきました。お客様に親切ですし、オーダーミスが防げることでスタッフの負担も減らせます。今後も館内で気がつくところがあれば、提案していきたいと考えています。また、憧れの人は有名なコンシェルジュの阿部佳さんです。ザ・サウザンド京都のオープン当初、指導係として来てくださいました。阿部さんは動きがあってスマートで美しく、誰に対しても笑顔で対応されていて、上の立場であっても自分から動いてスタッフに指示を出す姿がとてもかっこ良いと感銘を受けました。ホテリエは私の中ではかっこ良い職種。私も阿部さんのようなホテリエになりたいと思います。

「好き、楽しい」を最優先に

私はワーキングホリデーをきっかけに当社に入社したので、就活をしたことがありませんが、昔先輩から「自分が辛いと思う時、それは成長している時」という言葉をいただいたことがあります。就活は長く辛いかもしれませんが、乗り越えれば自分が大きく成長したということです。失敗を恐れずに、自分がやりたいことや好きなことを選んでほしいと思います。好きではない仕事を選んでしまうと、自分自身も楽しく働けません。好きで楽しいと感じることを最優先に、自分の道を歩んでください。

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