2024年2月6日(火)より、新たに「TAGAYASE PROJECT」を始動いたします。「TAGAYASE PROJECT」とは、ホテル従業員が自らの手で、農業を中心に、土地環境や人の心を豊かにする活動に取り組み、地元の原風景や食文化を守り、育て、再耕するプロジェクトです。地元のめぐみを享受するだけでなく、私たち自身がその土地の循環の一員となることで、地域の魅力の再生産に寄与する企業へと深化し、人にも、社会にも、未来にも心地よい感動体験をお届けしてまいります。
※「TAGAYASE PROJECT」は、京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社の登録商標です。
当社では、ザ・サウザンド京都の「都市農業」「都市養蜂」や、琵琶湖ホテルの「里山の食彩プロジェクト」「山野草プロジェクト」など、地域活性化や地元の産業育成、地元の環境保全などに貢献できる様々な活動に取り組んでいます。今後は「TAGAYASE PROJECT」という新たな活動体のもとで、当社グループで一丸となって、地元に貢献するためのさまざまな取り組みを企画・推進し、ホテルと地元の新しい関係を提案してまいります。
2023年1月より京都市北区西賀茂の大宮野菜研究会に所属する「岸本農園」や「山田農園」と提携。土地の豊かさを大切に育む取り組みとして、日常的にホテルスタッフによる「援農」(農家の方とともに農作業に携わること)を始めました。スタッフが農作業に関わることで感じた“瞬”の野菜や畑のストーリー、生産者の想い、京都産野菜の魅力を館内レストランにてお客様に伝えています。
2021年5月にホテル屋上にミツバチの巣箱を設置し、京都のホテルでは初めての取り組みとなる「都市養蜂プロジェクト」を始動。本取り組みは、生物多様性の保全などに一定の役割を果たしている「ミツバチ」をホテル屋上で飼育し、副産物としてのはちみつを採取。ホテルレストランの食材として提供や、瓶詰にして販売する等、地産地消の取り組みも合わせて進めていくものです。
「食べることが守ること」を合言葉に、2002年からお客様や地元の方々と取り組んでいるプロジェクトです。昔ながらの“人の手”がかかる里山での農業は苦労が多いため担い手が減り、大きな岐路に立たされています。里山で育まれる食材をお客様に沢山召し上がっていただくことで生産者を応援すると共に、農の営みを通じて守られてきた美しい風景や食文化を未来に引き継ぐことを目指しています。
「里山」では人間が暮らしに必要なさまざまな「めぐみ」を得るとともに、人の営みが四季折々に咲く花やいきもののにぎわいなどを生み出す「共生」の文化が育まれてきました。移ろう四季の美しさや農のめぐみ、自然を愛でる文化をより身近に楽しんでいただけるよう、2009年にホテル敷地内に『小さな里山』と呼ばれるスペースを作り、山野草や野菜の栽培を開始。山野草の館内装花への活用や、地元園児を招いての“収穫祭”の開催など様々な取り組みを進めています。