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目には見えない思いを造形する漆造形作家
北浦 雄大氏の個展を開催

(左から)異世界雲中菩薩 ストレージ∞の袋(©来田猛)、破壊されて転生したら LV9999 の徳利になった件(©Pedro M Shimura)

(左から)異世界雲中菩薩 ストレージ∞の袋(©来田猛)、破壊されて転生したら LV9999 の徳利になった件(©Pedro M Shimura)

漆造形作家である北浦氏は、縄文時代から続く漆の土着的な精神性を起点に、現代のサブカルチャーを鮮やかに融合させる気鋭の作家です。制作の核にあるのは、目に見えない恐れを漆によって可視化し、心の平穏を求める安心感の追求。破棄された陶片を漆の力で蘇生させる「呼継」を駆使した《陶片転生》シリーズは、代表的な表現の一つです。仏像に漆が施されてきた歴史的文脈を参照しつつ、現代の異世界転生における神的存在を仏像的な形式として再構成し、アニメ的な意匠と仏教の浄土観を重ね合わせた《異世界雲中菩薩》など、伝統素材を通じて現代的な救済と再生の物語を紡ぎ出します。本展では、これらの代表作に加え新作も公開予定。漆という素材から立ち上がる強い存在感と、救済の造形をぜひご堪能ください。
※作品の入れ替えについては作家のSNSでお知らせいたします。

「ヨビツギものがたり(⽣成中)β版」 概要

 
開催期間
  
2026年5月27日(水)~6月28日(日) ※お好きな時間にご覧いただけます
  
場所
  
1階 アートギャラリー
  
料金
  
無料
  
共催
  
京都市立芸術大学
 

<ギャラリートークイベント>展示解説

作品を鑑賞いただきながら、北浦氏本人による展示の解説を行います。

 
開催日時
  
2026年6月7日(日) 15:00~
  
開催場所
  
1階 アートギャラリー
  
料金
  
無料(事前のご予約は不要です)
  

※解説は30分程度を予定しております。

《公開予定の新作モデリング画像》

ヨビツギカミサマ 収束しかけた像

ヨビツギカミサマ 収束しかけた像

浄土β

浄土β

北浦 雄大 Yudai Kitaura

1994年奈良県生まれ、滋賀県育ち。2018年京都市⽴芸術⼤学美術学部⼯芸科漆⼯専攻 卒業。2020年京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科修士課程 工芸専攻(漆⼯) 修了。
主な展覧会に「アジア漆⼯交流プログラムinカンボジア」(Angkor Artwork、カンボジア、2018)、「ことだま⼀浮上と継続-⼆⼈展」(⾋居ギャラリー、京都、2019)、「京芸 transmit program」(京都市⽴芸術⼤学ギャラリー @KCUA、京都、2021)、「SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL 22」(スパイラル、東京、2021)、「美の予感2023ー⽣彩ー〈工芸〉」(髙島屋、東京・京都・名古屋・⼤阪、2023)、「Kyoto Art for Tomorrow 京都府新鋭選抜展」(京都⽂化博物館、京都、2024)、「北浦雄⼤漆造形展個展」(ART GALLERY UMEDA、⼤阪、2024)、「うるしVOICE展」(京都パルスプラザ、京都、2024)、「⼯芸いまのかたちVol.2」(KYOTO AMPLITUDE、京都、2025)、「Timeless Dialogues」(大阪・関⻄万博 ⽇本国際芸術祭、⼤阪、2025)、「Fine Art Asia Hong Kong 2025」(B-OWND、⾹港、2025)、「琵琶湖ビエンナーレ」(近江⼋幡旧市街地など、滋賀、2025)、「京都髙島屋 個展」(京都髙島屋美術⼯芸サロン、京都、2025)など。

SNSアカウント:https://www.instagram.com/yudai_kitaura_urushiartwork

ステイトメント(作家メッセージ)

西垣 肇也樹 (にしがき はやき)

異世界転生雲中菩薩〜来迎〜
(©平垣内悠人)

私は漆という素材を軸に制作している。漆は古くから土器や祭祀具、仏像や船など、多種多様なものに⽤いられてきた。その形状も平⾯から立体へと広がり、様々な素材を胎としてきた。私にとって漆とは、⾃由に姿を変え、多様な素材と融合しながら、その⻑い歴史を通して時代を超えた対話を可能にする素材である。こうした性質は、異なるイメージや文脈が接続され続ける現代の状況とも重なっているように感じる。

救済は、いまだ生成の途中にある。本展『ヨビツギものがたり(生成中)β版』では、救済や信仰を完成された物語としてではなく、現在もなお生成され続けている状態として捉えている。宗教的イメージや神のかたちは、それぞれ異なる文脈を持ちながらも、現代においては横断的に参照され、接続され続けている。

本展では、そうしたイメージ同士が完全には接合しきれず、しかし離れもせずに重なり続けている状態を造形として提示する。何かのかたちになりかけているものや、いったん収束したように見える像、あるいは複数の可能性のまま並存している状態を通して、救済は一つの確定した像としてではなく、揺らぎの中に立ち現れるものとして捉えている。

また本展は、「生成中」という状態そのものを含んだ展示として構成している。漆によるレンダリングは、かたちを最終的に 定着させると同時に時間の層を重ね、その過程を可視化する。物語のように見えるかたちが、いまだ生成の途中にあるというズレを通して、現代における救済と信仰のあり方を問いかける。

■SDGsを実現するライフスタイルを提案する
京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について

健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGs達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまにご提案しています。規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、"人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現"に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していきます。

BIOSTYLE

▶THE THOUSAND KYOTOは、2022年7月に「千年ホテル」へリブランドし、快適さとサステナビリティを追求する京阪グループのフラッグシップホテルとして、BIOSTYLEPROJECTに認証されています。「千年ホテル」ならではの快適×サステナブルな体験やアクションを展開してまいります。

▶ 「BIOSTYLE PROJECT」について詳しくはこちら
https://www.keihan.co.jp/corporate/sustainability/biostyle/

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