環境と人にやさしいサーキュラーエコノミーの実現へ。
タイガー魔法瓶とのコラボレーション
タイガー魔法瓶とのコラボレーション
ご家庭で不要になったステンレス製ボトルの回収と、オリジナルボトルの貸し出しを開始

この夏、THE THOUSAND KYOTOとタイガー魔法瓶株式会社のコラボレーションが実現しました。今回はブランド企画室の村井が、担当者目線で取り組みについてご紹介します。
“4つの約束”を掲げ人権・健康・環境の社会課題にチャレンジする、タイガー魔法瓶とコラボレーション
「ペットボトルやアルミ缶に入ったドリンクを消費するのではなく、お気に入りのマイボトルで好きなドリンクを楽しむ。それだけでサステナブルな取り組みですが、そのボトルが環境・人権・健康に配慮した方法でつくられていたら、さらには、つくったあとの責任=ボトルの再資源化まで取り組んでいるメーカーがつくっていたら、もっと嬉しい。それが一消費者として、私が使いたいと思えるボトルとの出会いでした。
ちょうどその頃、ホテルのSDGs関連のサービスを推進する現部署に異動になり、一番はじめにコラボレーションを持ちかけたのが、そのボトルを作っている「タイガー魔法瓶株式会社」でした。同社はステンレス製ボトルにおいて、2020年より「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」の“4つの約束”を掲げ、地球の未来のために、人権・健康・環境の社会課題にチャレンジしているほか、不要になったステンレス製ボトルの回収と再資源化に取り組んでいます。
コラボレーションについて問い合わせフォームからメールを送ると、ご担当者さまからさっそく電話が。ぜひ一緒に何かできないか、と熱い想いを語り合ったところから始まりました。
京都市内で初めて、ご家庭で不要になったステンレス製ボトルの回収をスタート
今回実現した1つ目のコラボレーションは、タイガー魔法瓶独自の取り組み「使用済みステンレス製ボトルの回収と再資源化」において、THE THOUSAND KYOTOが回収拠点になることです。京都市内に回収拠点ができるのは当ホテルが初めて、また、国内の宿泊施設としても初参画となりました。
ご家庭で不要になったステンレス製ボトル(タイガー魔法瓶製以外も可)をホテルへお持ちいただくと、回収したステンレス製ボトルは、リサイクル専門業者へ集約され、集まったリサイクル原料から再生ステンレス材および再生樹脂製品が生産されます。この再生ステンレス材は新たな製品(ステンレス製ボトルのみとは限りません)へと生まれ変わり再びお客さまの元へ、再生樹脂製品は同社の各生産工場にて活用するといった循環が生まれます。
この取り組みにおいて、他の参画施設では回収BOXを設置し、そこにステンレス製ボトルを入れるという方法での回収ですが、THE THOUSAND KYOTOでは、24時間スタッフのいるホテルだからこそ、手渡しでステンレス製ボトルをお預かりするという方法を採用しました。また、このサービスはホテル利用の方に限らず、どなたでもご利用いただけます。この取り組みを始めることで、ホテルが新たなコミュニケーションの場になれば、という想いを込めました。
ペットボトルフリーのご滞在を叶える、ボトル貸し出しサービス
2つ目のコラボレーションは、ご宿泊のお客さま向けの取り組みです。 ホテル滞在では、ペットボトル入りの飲料水が提供されることも多く、滞在中にどうしても出てしまうペットボトルゴミが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この度、THE THOUSAND KYOTOオリジナルデザインのタイガー魔法瓶製ステンレスボトルを、宿泊ご滞在中のお客さまに無料で貸し出すサービスをスタートいたしました。ボトルには、水か白湯をスタッフが入れてお渡しします。
このオリジナルデザインボトルは、先述のタイガー魔法瓶“4つの約束”のもと製造されています。約190gの軽さでお持ち運びに最適で、高い保温・保冷力がありますので、温かい飲み物は温かいまま、冷たい飲み物は冷たいまま、飲みごろの温度を長時間キープします。夏は暑く、冬は寒い京都でのご滞在にぴったりですね。観光時、サイクリングや朝のジョギングなど様々なシーンでご利用いただけます。ぜひペットボトルフリーのご滞在をお楽しみください。
また、ホテル2Fのカフェ&バー「TEA AND BAR」に貸し出しボトルをお持ちいただくと、テイクアウトコーヒー・紅茶(ホットまたはアイス)を500円(税込、最大提供容量360ml)でボトルに入れてご提供するサービスも始めました。実は「TEA AND BAR」では通常テイクアウトドリンクを提供していないんです。こだわりのコーヒー・紅茶を、移動先でもお楽しみいただけるのはこのボトルだけです。
千年の都、サステナブルシティのここ京都から、サーキュラーエコノミーの実現のため、皆さまも一緒に、楽しくマイボトルの使用を始めてみませんか。