【京都】穴場の紅葉名所｜趣深い秋の絶景

紅葉の名所が数多く存在し、たくさんの観光客が訪れる秋の京都。比較的混雑を回避できつつ、絶景の紅葉をご覧いただける穴場的スポットをご案内いたします。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開門時間・営業時間が変更になっている場合がございます。事前に各観光地の公式サイトをご確認されることをおすすめします。

祇王寺（ぎおうじ）

嵐山駅から徒歩25分の場所にある紅葉の名所。平家物語の舞台となった場所として有名なお寺で、平清盛の寵愛を受けた祇王という女性が、母と妹と共に出家し入寺した寺院です。

30種類以上ある苔が境内の一面を覆うように生えており、秋にはもみじの紅色と苔の深い緑のコントラストが、美しく境内を彩ります。

もみじと苔庭

境内にはたくさんのもみじが植えられており、秋になると境内が紅色や黄色の紅葉に包まれます。散り紅葉が苔庭を覆う様子は、まさに自然が作り出したアートです。

草庵（そうあん）

赤い紅葉に包まれるように、静かにたたずむ祇王寺の草庵。秋の季節には、屋根の上に紅葉が降り積もり、より一層美しく引き立ちます。

つくばい

草庵の前に備えられたのがつくばいです。散ったもみじの葉がつくばいの上に浮かび、風情ある景観を作り出しています。

拝観情報

圓光寺（えんこうじ）

一乗寺駅から徒歩15分の場所にある紅葉の名所。洛北に位置し、その寒さ故に毎年美しい紅葉が咲き誇ります。

紅葉が散り始めて地面を彩る「散り紅葉」が有名。紅葉が散った後の時期にもお楽しみいただけるスポットです。

十牛之庭（じゅうぎゅうのにわ）

江戸時代に作られたとされる池泉回遊式庭園。紅葉が咲き乱れる様子はもちろんのこと、お庭を埋め尽くす散り紅葉も大変美しいです。

書院内からも紅葉をご覧いただけ、柱を額縁に見立て、絵画のように紅葉を楽しむこともできます。

散り紅葉と微笑み地蔵

十牛之庭の足元に注目すると、ニッコリと微笑むお地蔵さまが。お地蔵さまは頬杖をついており、周囲の散り紅葉にウットリと心を奪われているように見えます。

十牛之庭は紅葉だけでなく苔も素晴らしいお庭なので、ぜひ足元にもご注目ください。

応挙竹林（おうきょちくりん）

水琴窟（すいきんくつ）

本堂前には、縁が広い盃型の手水鉢を用いた「水琴窟」が設置。秋には水琴窟の上に紅葉が置かれ、美しい逆さ紅葉をご覧いただけます。

拝観情報

将軍塚青龍殿

京都東山の山上にある紅葉の名所。境内を赤く彩る約220本の紅葉を、上から・下からと、様々な角度から楽しめるスポットです。

展望台から見た紅葉

境内には展望台があり、そこから紅葉を見下ろすことができます。将軍塚青龍殿は山上にあるため、紅葉と青空のコントラストをお楽しみいただけます。

回遊式庭園

展望台に続く青龍殿庭園には、約220本の紅葉が植えられています。回遊式庭園に枯山水庭園を取り込むという、技術的にも芸術的にも優れた室町時代の手法を用いて作庭。

庭園に紅葉の赤が加わることで、より一層美しさが引き立っています。

紅葉のライトアップ

※2021年度のライトアップは中止。

夜間拝観の際には紅葉がライトアップ。光に照らされた紅葉と京都市内の夜景が一体となり、ロマンチックな風景をお楽しみいただけます。

拝観情報

上賀茂神社

境内全域が世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録される神社。豊かな自然が広がり、秋になると境内一面が紅葉で赤く色づきます。

ならの小川

境内を流れる清らかな川です。小倉百人一首でも詠まれた川で、境内にせせらぎの音色を響かせています。秋になると周辺の樹々が一斉に色づき、赤いトンネルのように川の上を包み込みます。

渉渓園

境内東側にある庭園。盃が自分の目の前に流れてくるまでに詩歌を作って詠む「曲水の宴」が毎年4月の第2日曜日に開催されています。

紅葉の木がたくさん植えられており、庭園とともに、赤や黄色に染まった紅葉をご覧いただけます。

散り紅葉

紅葉の散る時期には、真っ赤な絨毯のように地面に降り積もる「散り紅葉」をご覧いただけます。

ならの小川付近では、モミジのトンネルも相まって、目の前の全方位が紅く美しく染まった風景が。秋の上賀茂神社ならではの、幻想的な空間をお楽しみいただけます。