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「比叡山延暦寺」の観光・見どころ|世界遺産に選ばれた日本仏教の母山

世界遺産「比叡山延暦寺」の観光・見どころをご紹介致します。延暦寺の境内「東塔・西塔・横川」の本堂や、国宝文化財など日本仏教母山としての見どころ。ランチや休憩場所、アクセス・駐車場情報までをまとめています。

ご利用のご案内

住所
〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
電話番号
077-578-0001
拝観時間
東塔 通年 9:00〜16:00
西塔・横川 1月~2月 9:30〜16:00
      3月~11月 9:00〜16:00
      12月 9:30〜16:00
※拝観受付は15:45となります。
URL
https://www.hieizan.or.jp/
アクセス
比叡山延暦寺のWEBサイトをご参照ください。
駐車場
無料駐車場4か所あり

比叡山延暦寺の基礎知識



「比叡山延暦寺」とは

比叡山延暦寺とは、延暦7年(788年)に最澄が開創した、1,200年以上の歴史を持つ天台宗の総本山です。
国宝的人材育成の学問と修行の道場として、法然・親鸞などの日本仏教各宗各派の名僧を多数輩出。日本仏教の母山と呼ばれています。さらにその歴史と伝統が高い評価を受け、ユネスコ世界文化遺産に認定。滋賀・京都を代表する地です。

延暦寺は約100の堂宇の総称

実は「延暦寺」は、比叡山の山内にある1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。延暦寺という一棟の建造物があるわけではありません。
甲子園500個分に相当する広大な境内に多数のお堂があるので、1日中延暦寺観光をお楽しみいただくことも可能です。

東塔・西塔・横川の3つで構成

山内は3つの地域に分かれており、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」と区分されています。これを三塔と言い、東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂「本堂」があります。

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総本堂「根本中堂」

東塔にある根本中堂は、延暦寺最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂にあたります。建物は国宝に、廻廊は国重要文化財に指定されている歴史的名所です。
最澄が788年に創建した一乗止観院が元となっており、その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなりました。「不滅の法灯」も安置されています。
根本中堂では、2016年より約10年に及ぶ改修工事が実施中です。工事期間中も参拝可能であり、文化財が継承されゆく貴重な光景を間近でご覧いただけます。今しか見れないこの機会に、ぜひ根本中堂にご参拝ください。

千二百年燃え続ける「不滅の法灯」

不滅の法灯とは、1,200年もの間一度も消えたことがない灯明です。比叡山の中核をなす根本中堂の内陣にあり、僧侶の方々が毎朝夕に菜種油を絶やさないように注ぎ足し、その灯を守り続けています。
不滅の法灯を供えたのは、延暦寺を創建した最澄です。法華経の教えを表すこの光を、「末法の世を乗り越えて弥勒如来がお出ましになるまで消えることなくこの比叡山でお守りし、すべての世の中を照らし、すべての人々が救われるように」と願いを込め供えたのでした。まさに平和を象徴する灯といえます。

大講堂

根本中堂の近くにあるのが、国指定の重要文化財である大講堂です。824年に創建され、何度も焼失・復興を繰り返しており、現在の建物は1963年に山麓坂本の讃仏堂を移築したものです。
大講堂内部には本尊である大日如来に加え、比叡山で修行した法然・親鸞など、各宗派の宗祖の木像が祀られています。一方、外陣では釈迦などの仏教・天台宗ゆかりの高僧の肖像画をご覧いただけます。

法華総持院東塔

伝教大師「最澄」は、全国6箇所の聖地に宝塔を建立し、日本を護る計画を立てました。その宝塔を総括する重要な役割を担っているのが、法華総持院東塔です。国宝的人材づくりの旗じるしとして名高い場所です。
信長の焼討ち以前に焼失しましたが、550年経った1980年に再建されました。本尊には大日如来をはじめとする五智如来が祀られており、塔の上層部には仏舎利と法華経があります。

文珠楼(もんじゅろう)

根本中堂前の高い石段を登った場所にあるのが文珠楼です。延暦寺の山門にあたり、比叡山の総門の役目を果たす重要な楼門です。徒歩で本坂を登ってくると、まずこの門を潜ることになります。
知恵の象徴である「文殊菩薩」が祀られており、学業のご利益があると、受験生の合格祈願などで大変賑わっています。

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釈迦堂(転法輪堂)

西塔の本堂にあたるのが、この釈迦堂(転法輪堂)です。最澄自作と伝わる本尊釈迦如来を安置することから、釈迦堂と呼ばれています。 秀吉が1595年に三井寺より移築した、延暦寺の最古の建物であり、国重要文化財にも指定。戦国時代の風情を感じられる歴史的スポットです。

にない堂(常行堂・法華堂)

同じ形をした2つのお堂が、廊下によって繋がっている特徴的な造りの建築物。弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったとの言い伝えから、にない堂と呼ばれています。 本尊はお堂ごとに異なっており、正面向かって左の常行堂は阿弥陀如来を、右の法華堂は法華三昧を修す普賢菩薩を本尊としています。

最澄の眠る「浄土院」

浄土院は、延暦寺を創建した伝教大師「最澄」の遺骸が眠る御廟です。比叡山内で最も清浄な聖域と呼ばれており、念入りに手入れされた庭園は大変美しく、訪れる者を魅了します。

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横川中堂

横川の本堂にあたり、非常に美しい景観を見せてくれるのが横川中堂です。舞台造りで全体的に見て船が浮かんでいる様に見える、特徴的な造りなのが特徴。
さらに、周囲が新緑の苔と青紅葉に囲まれており、建物の赤と植物の緑が見事に調和し、見る者を圧倒。秋には赤紅葉が咲き誇り、赤く鮮やかな景観へと様変わりします。

おみくじ発祥の地「元三大師堂」

横川中堂より、5分ほど歩いたところあるのが元三大師堂。現代のおみくじの形を考えた「良源」の住居地と伝えられており、おみくじ発祥の地として親しまれています。
元三大師堂のおみくじは「運勢占い」のようなものとは異なるのが特徴。お坊さんに各々抱える悩みを聞いてもらい、解決策を助言していただくという、人生相談のような形になっています。道に迷った際はぜひ訪れてみてください。

恵心堂

恵心堂は、恵心僧都「源信」の旧跡です。源信はこの恵心堂において『往生要集』や『二十五三昧式』などを著わしました。後の浄土宗や浄土真宗などの源となる日本浄土教の基礎を築き、日本宗教に影響を与えたとされています。



比叡山延暦寺周辺の拝観・アクセス・観光情報



  • 更衣室&アメニティ

    ランチは延暦寺会館がおすすめ

    御昼食をとる際には、東塔エリアにある延暦寺会館がおすすめです。比叡山の水や地元の食材を活かした精進料理が名物で、季節の味をご堪能いただけます。※お食事はすべて予約制です。ご利用三日前までにご予約ください。

  • ドライサウナ

    休憩は「喫茶れいほう」で

    東塔延暦寺会館にある「喫茶れいほう」では、琵琶湖を眼下に望みながら、比叡山の美味しい水で作られたコーヒーなどをご堪能いただけます。
    特に、視覚的にも楽しめる「梵字ラテ・梵字テラミス」は大人気です(※梵字ラテは随時、梵字テラミスは土、日のみ限定)。参拝の途中でぜひおくつろぎください。

  • お肌にうれしいミラブル導入

    参拝可能時間・参拝料金

    ■東塔【通年】9:00〜16:00 
    ■西塔・横川【1月~2月】9:30〜16:00【3月~11月】9:00〜16:00【12月】9:30〜16:00
     ※拝観受付は15:45となります。
    【東塔・西塔・横川共通券】大人¥1,000、中学生¥600、小学生¥300
    【国宝殿】大人¥500、 中学生¥300、小学生¥100
    【セット料金】大人¥1,500、中学生¥900、小学生セット料金無し



  • 更衣室&アメニティ

    延暦寺へのアクセス【電車・バス】

    【京都方面から】「叡山電車出町柳駅」乗車→「八瀬比叡山口駅」下車→叡山ケーブルに乗り換え→叡山ロープウェイに乗り換え→「比叡山頂駅」下車。
    【滋賀方面から】「比叡山坂本駅or坂本比叡山口駅」下車→江若バスで「ケーブル坂本駅」へ移動→坂本ケーブルに乗り換え→「ケーブル延暦寺駅」下車。

  • ドライサウナ

    延暦寺へのアクセス【直通バス】

    【京都方面から】比叡山ドライブバスで、延暦寺バスセンターまで約65~70分。
    【滋賀方面から】比叡山直通バスはございません。

  • お肌にうれしいミラブル導入

    延暦寺へのアクセス・駐車場情報【お車】

    無料駐車場が4箇所ございます。東塔・西塔・横川それぞれに一か所ずつ。またお食事の際には峰道駐車場をご利用いただくのがおすすめです。

温泉SPA

大パノラマで、琵琶湖の景色を心ゆくまで

湖をのぞむ瑠璃温泉。
心とからだを癒やすひととき。

お食事RESTAURANT

大地の恵みを食す、至福のひととき

お祝いや記念日をはじめ、大切な日に。
地元の美味しい食材をいかした美味しいお料理でおもてなし。