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「三井寺」の観光・見どころ|多数の文化財・美しい桜で名高いお寺

滋賀県の歴史ある寺院「三井寺」の観光・見どころを解説。境内の国宝・文化財の紹介、桜のライトアップ、三井寺力餅、拝観のコツ、御朱印・アクセスと駐車場・周辺ランチ情報までをまとめています。

ご利用のご案内

住所
〒520-0036
滋賀県大津市園城寺町246
電話番号
077-522-2238
営業時間
9:00~16:30(受付終了16:00)
URL
https://miidera1200.jp/
アクセス
・京阪石山坂本線 三井寺駅より徒歩約7分
・京阪石山坂本線 大津市役所前駅より徒歩約12分
・JR東海道本線(琵琶湖線)大津駅 または JR湖西線大津京駅より 京阪バス三井寺下車すぐ
・名神高速道路 大津I.Cより 湖岸道路経由約10分
・国道1号線より 国道16号線経由約10分
駐車場
あり 大型バス30台、乗用車350台(有料)


三井寺(みいでら)とは?


三井寺の由来について

三井寺(正式名称:園城寺)とは、天台寺門宗の総本山で、古くから日本四箇大寺の1つに数えられる由緒あるお寺。西国三十三所観音霊場の第14番札所である観音堂、近江八景「三井晩鐘」の鐘楼などに加え、多数の文化財も収蔵。さらに桜の名所としても知られ、多くの参拝客が訪れています。
天智天皇・天武天皇・持統天皇の三帝の誕生の際に産湯をつかった霊泉があることから、「御井の寺」という意味で「三井寺」と言われています。現在もこの霊泉はポコポコと祠の中で湧き出ており、その音を聞くことができます。

文化財の質・量は日本屈指

三井寺には実に多くの文化財が残されています。国宝10件・重要文化財42件の国指定文化財が示すように、ただ単に量的に多いというわけではなく、質の高さは県内はもとより全国でも屈指のもの。現在も国宝・重要文化財・名園など貴重な寺宝を数多く伝えています。



三井寺の見どころ


参拝客を迎える「仁王門」

参拝客をまず迎えてくれるのが仁王門です。1452年の建立され、浄域への表門として徳川家康により甲賀の常楽寺より移築、寄進されました。現在は重要文化財となっています。 仁王門の両脇を覗いてみると、山内を守護する仁王像の姿が。ぜひ近くに寄って、巨大な仁王像を覗いてみてください。

国宝の「金堂」

三井寺の総本堂にあたる、巨大な金堂。桃山時代を代表する名建築として知られています。現在の金堂は、豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので、三井寺境内でもひときわ大きく威容を誇っています。 内部は外陣・中陣・後陣に別れ、中陣は中心となる内陣の両側に脇陣を設けています。内陣以外の床は全て板敷とするのに対し、内陣は土間のまま。伝統的な天台系本堂の形式をご覧いただけます。

重要文化財の仏像

金堂内には、重要文化財に認定された仏像が多数ございます。千手観音立像、不動明王坐王像などの貴重な文化財がずらりと並んでおり、それらを間近でご覧いただけます。仏像の精巧な造りに着目しながら、お楽しみいただくのがおすすめです。

近江八景「三井晩鐘」の鐘楼

近江八景「三井晩鐘」で知られる大鐘楼。宇治の平等院・高雄の神護寺と共に、日本三名鐘に数えられています。実際に鐘楼を目の前にしてみると、予想以上の大きさに驚かれる方も多数いらっしゃいます。 また、音色も荘厳で美しいと評判です。実際に鐘つき体験を行うこともできるので、音色が気になる方はぜひ三井寺を訪れて鐘つきを行ってみてください。

仏教の歴史を感じる「一切経蔵」

一切経蔵とは、仏教の典籍を集成した「一切経」を安置するための堂。内部には一切経を納める回転式の巨大な八角輪蔵が備えられています。輪蔵には高麗版一切経が収納。また天井からは、円空仏七体が発見されています。一切経から天井まで、見どころが多数ある歴史的建造物です。

智証大師と縁深い「唐院」

唐院は、当時の開祖「智証大師円珍和尚」の廟として最も神聖な場所です。唐院の名前は、智証大師が入唐求法の旅で持ち帰った経典類を納めたことに由来します。 唐院は大師堂・潅頂堂・三重塔の3つで形成されており、特に三重塔は25mという圧巻の大きさ。一層目の須弥壇には、木造・釈迦三尊像が安置されており、中世仏塔の風格が感じられる建物です。

200年余年続く「三井寺辨慶力餅」

境内には、200余年も続く名店「三井寺辨慶力餅」が。抹茶きな粉をふんだんに使ったお団子とお茶を、その場でお召し上がりいただけます。ほどよい甘味のお団子とお茶の相性は抜群です。 飲食スペースは涼しい木陰になっているので、散策の合間にお団子を食べつつ休憩するのに非常に適しています。

信仰を集める「観音堂」

観音堂は、西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所として、広く信仰されるお堂。 1686年に火災にあった後元禄二年に再建されました。実際の観音堂は写真で見るよりも大きく迫力があります。 礼堂・合の間・正堂からなり、内部には多くの絵馬が奉納されています。 その中には観音堂再建の様子を描いた「石突きの図」や、その「落慶図」も残されています。

春には桜が咲き誇る

貴重な文化財を収蔵することで名高い三井寺ですが、桜の名所としても有名。春には千本を超えるソメイヨシノや山桜、しだれ桜が咲き誇り、境内を桜色に染め上げます。 例年の開花状況は4月上旬ごろ。気温によって開花時期が前後する可能性がありますので、詳しい開花状況は公式サイトなどをご覧ください。

ライトアップされた桜

美しい青空と調和する桜も美しいですが、ライトアップされた夜桜も格別。桜と歴史的建築物が照らされることで、境内が幻想的なスポットへと変貌します。幻想的な夜桜の世界をお楽しみください。

参拝・御朱印・アクセス情報について


御朱印情報

三井寺には御朱印がたくさんあり、境内の計5か所に授与所がございます(①釈迦堂②金堂③微妙寺④観音堂⑤水観寺)。参拝しながら授与所を巡り、御朱印集めをお楽しみください。

拝観のコツ・回り方

三井寺は境内に見どころが多いため、滞在時間は1時間半が目安です。食事をとられる場合は2時間~2時間半ほどを想定してください。
境内は広く階段も多いため、運動靴での参拝を推奨します。また歩き疲れた際は、境内にある「三井寺辨慶力餅」で休憩しつつ、お団子をいただくのがおすすめです。

アクセスについて

●電車でお越しの場合
京阪石山坂本線「三井寺駅」より徒歩約10分。京阪石山坂本線「大津市役所前駅」より徒歩約12分。
●バスでお越しの場合
JR東海道本線大津駅から、京阪バス三井寺下車すぐ。JR湖西線大津京駅から、京阪バス三井寺下車すぐ。
●お車でお越しの場合
名神高速道路「大津I.C」より湖岸道路経由約10分。国道1号線より国道16号線経由約10分。大型バス30台、乗用車350台収容の大駐車場あり。有料。

拝観時間・拝観料

●三井寺の拝観時間
9:00~16:30(受付は16:00まで)に拝観可能です。

●拝観料
三井寺の入山料【個人】
大人600円、中高生300円、小学生200円
三井寺の入山料【団体】
大人550円、中高生250円、小学生150円
※30名以上で団体扱いになります。




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