Sightseeing 観光情報
近江神宮は、「大化の改新」で有名な天智天皇を祀った神社です。近江神宮の見どころ・観光情報、百人一首かるたにまつわるお話、ご利益、何の神様なのか、桜の見頃、アクセスや駐車場、拝観料までをまとめています。
近江神宮とは、天智天皇の古都・近江大津宮の跡地に創立された神社です。自然豊かな境内、色鮮やかな楼門、近江造り・昭和造りの社殿など、見どころが多数ございます。 また、百人一首かるたの祖と言われる天智天皇をお祀りしていることから、「かるたの殿堂」と呼ばれることも。毎年多くの参拝客が訪れています。
近江神宮の御祭神は、大化の改新で有名な天智天皇です。滋賀県・近江国の発展は、天智天皇が大津宮に都をおかれたことから始まったとして、古来より近江の人々から篤い崇敬を受けています。
天智天皇は日本国憲法の源をなす「近江令」を制定したり、学校制度を創始、当時の最新科学技術を駆使して産業振興を図られるなど、困難な中で日本の運命を導いてゆかれました。 こうして天智天皇は「開運の神」「導きの神」として崇敬されるように。開運・厄除け・学業・文化・産業に関するご利益が得られると有名になったのです。
近江神宮の境内は、緑に囲まれた自然豊かな地としても有名です。特に一の鳥居をくぐった先にある表参道は、まるで新緑に包まれたトンネルのよう。 雄大な自然に心を癒されつつ、ゆったりと参拝を楽しむことができます。
表参道を抜けた先にあるのは、近江神宮を象徴する朱色の楼門。階段下から見上げる形になっているため、澄んだ青空と朱色が調和した美しい景色をご覧いただけます。 晴れの日には非常に写真映えするので、近江神宮を訪れた際はぜひお写真を撮ってみてください。
実は日本の時刻制度は、1350年前天智天皇の御代に、大津に漏刻(水時計)が設置されたことに端を発します。近江神宮は天智天皇を御祭神としているため、近江神宮境内には多数の時計が。 この数々の時計は、世界中の時計ブランド企業から寄贈されたものとのこと。日本最初の時計と言われる漏刻もご覧いただけます。
天智天皇が詠んだ「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」という歌が百人一首の第一番として選出されており、その縁から近江神宮は「かるたの殿堂」と言われています。また、毎年1月になると、競技かるたの「名人位・クイーン位決定戦」が近江神宮で行われており、選手や愛好家たちにとっては憧れの場所です。
百人一首を題材とした映画「ちはやふる」の舞台にも選ばれた近江神宮。聖地巡礼という目的のもと、多くの参拝客が訪れています。 また境内の近江勧学館では、ちはやふるグッズも販売。参拝記念の思い出の品もお持ち帰りいただけます。
近江神宮は桜の名所としても名高く、3月下旬~4月上旬ごろには境内に桜が咲き誇ります。表参道は鮮やかなピンク色に染まり、桜のトンネルに変貌。 さらに社殿の近くにも桜が咲き誇るため、境内には絶景の写真スポットが多数。桜を目当てに多くの参拝客が訪れています。
まずは「一の鳥居」をくぐって表参道を歩きましょう。樹々に囲まれた霊験あらたかな空間で、神秘的な空気感を味わうことができます。二の鳥居を抜け、松尾芭蕉を始めとした文化人たちの歌碑を眺めながら、楼門へと向かいましょう。 階段から仰ぎ見る朱色の楼門は、異世界への入り口のような妖艶な雰囲気をまとっています。楼門を抜けると拝殿があります。砂紋が美しい枯山水風の境内を堪能しつつ、しっかりとお参りしましょう。
【参拝時間】6:00~18:00【参拝料】無料
●時計館宝物館の時間・料金
【参拝時間】9:00~16:30【料金】一般300円、小中学生150円※団体割引がございます。
【場所】授与所でいただけます
【朱印料】300円
【受付時間】9:00~16:30
近江神宮へのアクセス【電車】
京阪近江神宮前駅から徒歩約9分です。
近江神宮へのアクセス【お車】
「名神高速道路京都東IC方面」より西大津バイパス宇佐山トンネル(3つ目のトンネル)を出て、すぐ側道へ最初の信号を右折。反対車線の側道から山中越え県道へ。
近江神宮は、京都からも大津からも非常にアクセスの良い立地にございます。「三井寺」や「大津市博物館」などの観光地も比較的近場にあり、まとめて観光することも可能です。 また、琵琶湖からも非常に近い距離にあるので、ミシガンなどのクルージングもお楽しみいただけます。歴史観光に自然観光。どちらの観光地へもアクセス抜群です。