Sightseeing 観光情報
西教寺は、全国400余りの末寺を有する天台真盛宗の総本山です。西教寺の見どころ・観光情報、明智光秀との関係、小堀遠州作の庭園、アクセスや駐車場、拝観料までをまとめています。
西教寺とは、聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈・慧聡のために創建、その後慈恵大師良源上人が復興したお寺です。1486年に真盛上人が入寺されるに至り不断念仏の道場になり、以来全国に約四百余りの末寺を有する総本山となりました。
1571年の比叡山焼き討ちで災禍を被った西教寺。その復興に貢献したのが明智光秀です。光秀は焼き討ち直後に坂本城の城主となり、西教寺の檀徒に。総門は坂本城城門を移築したもので、鐘楼堂の鐘は昭和62年までに陣鐘を使用していました。現在は収蔵庫に保管されています。復興に貢献したこともあり、天正10年にこの世を去った光秀は、正室の熙子(ひろこ)や一族の墓とともに祠られています。
総欅入母屋造の本堂は、江戸時代 元文4年(1739)に上棟落成。正面の欄間や須弥壇はすべて欅の素木造で、江戸初期の特色を表す豪華な装飾が施されています。内陣には、重要文化財の本尊丈六の阿弥陀如来が安置されており、内外ともに見どころが多数ございます。
桃山御殿と別称される客殿。もとは豊臣秀吉の伏見城にあった旧殿で、1598年に、大谷刑部吉隆の母・山中長俊守内室が寄進したもの。二列に配置された室の襖や壁には狩野派の絵が描かれており、ガラス越しの絵をご覧になれます。
客殿には小堀遠州作の庭園があります。裏山の急傾斜の山畔部を巧みに利用し、丸刈角刈の小刈込を駆使した鑑賞庭園です。庭園の中央にある池泉は、実は琵琶の姿を取り入れた瓢型になっています。心安らぐ風景をお楽しみください。
境内にある唐門の近くには、琵琶湖を眼下に望む絶景スポットが。瓦葺の屋根の上から望む琵琶湖は一層格別です。唐門のベンチもあるため、美しい景色をゆったりとお楽しみいただけます。
【電車の場合】
JR湖西線『比叡山坂本』駅 下車-江若バス約7分(西教寺下車)、又は徒歩約30分
京阪電車『坂本』駅下車、江若バス約4分(西教寺下車)、又は徒歩約25分
【お車の場合】
西教寺の受付近くに、専用の駐車場が100台分ございます。料金は無料です。
大本坊に朱印所があり、そこで御朱印をいただけます。料金は300円です。