Sightseeing 観光情報
白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、近江最古の神社で延命長寿・縁結び・子宝など、様々な御神徳があることで有名です。白鬚神社の見どころ・観光情報、御祭神「猿田彦命(さるたひこのみこと)」について、湖中大鳥居の由来、琵琶湖を望む絶景フォトジェニックスポット、アクセスや駐車場をご紹介します。※監修:白鬚神社
白鬚神社とは、近江最古の神社で、日本全国に約300の分霊社がある神社。社記によると、2,000年以上前に皇女倭姫命が社殿を御創建したとされ、歴史ある神社として非常に名高いです。白鬚神社の縁起に関しては、観阿弥作の謡曲「白鬚」の中でも謡われています。 また、琵琶湖上に浮かぶ大鳥居が、滋賀県を代表する絶景スポットとして大人気。日本遺産にも認定され、多くの参拝客が訪れています。
白鬚神社にお祀りされている猿田彦命は、日本神話に登場する、導き・道開きの神様です。白髪で白い鬚を蓄えた老人のお姿で、白鬚神社の社名の由来ともなっています。 白鬚神社の御神徳である延命長寿の神様として、広く崇敬される猿田彦命。縁結び・子授け・福徳開運・攘災招福・商売繁盛・交通安全など、多数のご利益をもたらす神として、多くの信仰を集めています。
社殿が鎮座する位置から、国道161号をはさんだ琵琶湖上にたたずむ大鳥居。古来より、白鬚神社の前に鳥居があったという伝説や絵画が残っており、それを知った薬問屋小西久兵衛氏が昭和12年に復興寄進したものが、湖中大鳥居の始まりです。 琵琶湖に佇む大鳥居の姿は神秘的で、まるで異世界に来たかのような幻想的な光景を生み出しています。琵琶湖を代表するフォトスポットとして、観光客が絶えず訪れています。
いつ見ても美しい大鳥居ですが、朝日の光が差し込む時間帯は格別。神秘的な鳥居と朝日のオレンジが見事に調和し、唯一無二の絶景となります。ぜひ1度ご覧になってみてください。
※国道の横断はお控えください
湖中大鳥居は人気の撮影スポットですが、国道を横断しての撮影は大変危険です。国道の横断はお控えください。
白鬚神社の社務所は、昭和8年に竣工された建物です。総檜の書院造で、当時の建築技術の粋が集められています。昭和の文化財としての価値が高く、平成14年に国の登録文化財にも指定されています。 和風建築の威厳を感じる意匠の建物で、文化財として登録されるのも納得の美しさがあります。もちろん社務所としても機能しているため、こちらで御守などを受け取ることも可能です。
白鬚神社は古来より屈指の名勝地として知られており、そのため数多くの文化人が訪れては、その景観の美しさを讃えて詩や句を詠みました。現在境内には6基の歌碑・句碑があり、その中の1つに、大正を代表する歌人、与謝野鉄幹・晶子夫妻の詩「しらひげの 神のみまへに わくいづみ これをむすべば ひとの清まる」(上の句 鉄幹 下の句 晶子)が刻まれた歌碑があります。 他にも、様々な文化人に関する碑が多数ございます。白鬚神社の美しい情景を眺めながら、白鬚神社を讃えた当時の文化人たちに、思いに馳せてみてはいかがでしょうか。
【お車の場合】
「京都東IC」から湖西道路・国道161号を40km北上。駐車場は30台ございます(無料)。
【電車の場合】
JR湖西線「近江高島駅」下車後、徒歩約40分。タクシー約5分です。
【白鬚神社の参拝料】
白鬚神社の参拝料は無料です。
【参拝可能な時間】
終日参拝いただけますが、社務所の執務時間は9:00~17:00になります。お守りや御朱印が欲しい方は、執務時間内に参拝してください。