【THE THOUSAND SALON】
「こころに一服、はじめての茶の湯」開催レポート
「こころに一服、はじめての茶の湯」開催レポート

淡交社×THE THOUSAND KYOTOのコラボレーション企画 THE THOUSAND SALON「こころに一服、はじめての茶の湯」を開催しました。
※本記事は、第一回目(7月)開催のレポートです。
まずは、おもてなしの心や基本的な知識をレクチャー。
場所は、ホテル館内の日本料理「KIZAHASHI」の個室。今回は5名の方にご参加いただきました。
この講座では、「茶道」のお点前のお稽古ではなく、はじめてお茶席に呼ばれたときに自信をもって楽しめるよう、茶の湯文化に根付く、おもてなしの心や基本的な知識を、実践を通してお伝えします。
THE THOUSAND SALONでは、各回オリジナルのテキストをご用意。約30分の講習で、今回は3つのテーマでお話ししました。
・茶の湯におけるおもてなしの心構え
・茶の湯の作法から学ぶ
・茶の湯の道具
季節のお菓子もお楽しみのひとつ。
講習ののち、実践へうつります。
この日の主菓子(おもがし)は、京都の老舗「老松(おいまつ)」さんの生菓子。七夕の笹と短冊があしらわれたかわいらしいみためで、ご参加のみなさまも思わず笑顔に。
茶の湯では、抹茶の味わいを楽しむため、先に甘いお菓子をいただきます。
今回は、茶の湯の席で実際にあるように「菓子鉢を順にまわして懐紙に取り分ける」ところから挑戦しました。
※参加者に許可を得て掲載しています。通常、撮影は行っておりません。
いよいよお待ちかね、点茶(てんちゃ)を体験。
お菓子をいただいた後は、みなさまお待ちかねの点茶体験へ。
まずは先生のお手本を見て、流れと動きを学びます。 お湯を注いでからすぐに点て始めるのもポイントの一つだそう。
続いて、レクチャーを受けながら、実際にご自身で抹茶を点ててみます。
茶碗の中の世界に意識を集中させ、みなさま真剣なご様子で点茶をされていました。
表面の細かい泡は「M」を描くように茶筅を動かし、最後は「の」の字を描いて引き上げる、などはじめての方にも分かりやすく教えていただきました。
点てたお茶は、前半に学んだ茶の湯の作法でいただきました。
まずはそっと上に持ち上げて「感謝」、そして「お先に」「どうぞ」など、両隣の方への心遣いも茶の湯を楽しむうえで大切です。 一服のお茶を大切にいただくひとときでした。