「京都御苑」の観光・見どころ|自然溢れる歴史的名所

平安京創建以来、都であり続けた京の名残を感じることのできる「京都御苑」。約1,000年の歴史を誇る京都で繰り広げられる動乱の跡を体感することができます。
かの禁門の変の名残を残す「蛤御門」などの歴史が刻まれた現場に触れることができます。
市営地下鉄や市バスなどのアクセスも抜群。周辺には「晴明神社」や「護王神社」などの神社仏閣も多く、桜や紅葉の名所としても有名です。
「京都御苑」とは

京都御苑とは、烏丸通・今出川通・寺町通・丸太町通の各通に囲まれた公園のことを指します。
現在慣用的に「御所」と呼ばれていますが、それは「京都御苑」全体のことを指します。
1000年以上にわたって日本の歴史の中心となった、歴史情緒あふれる名観光スポットです。
京都御苑の見どころ
見どころ①|動乱の爪痕 「蛤御門」

京都御所を取り囲む京都御苑には、「蛤御門」と呼ばれる門があります。正式名称は「新在家御門」というのですが、めったに開くことがなく、火災の際に開いたことから、火にあぶられて開く「ハマグリ」になぞらえて、そのような俗称がついたとか。
また、元治元年(1864)に起こった禁門の変では、この門周辺が長州藩との激戦地となりました。現在もその弾痕らしき跡が梁に残っています。まさに歴史の爪痕が残されている蛤御門。歴史好きにはたまらない観光スポットです。
見どころ②|風靡な茶室 「拾翠亭(しゅうすいてい)」

「拾翠亭(しゅうすいてい)」は、日本の公家の頂点である「五摂家」のひとつであった「九條家」の現存する唯一の建物です。
約200年前の江戸時代後期に建てられたものと伝えられており、2階部から九條池や高倉橋を望む自然豊かな情景を眺めることができます。自然と歴史が織りなす絶景が見られる名観光スポットです。
見どころ③|御苑を彩る鮮やかな樹々

京都御苑には様々な樹木が植えられています。2月ごろになると紅白合わせて約200本の梅の花が咲き、春の訪れを感じさせてくれます。
3月中旬からは蛤御門南側に植えられた約70本の桃の花と、近衞邸跡に植えられた約60本の枝垂桜の大木が咲き乱れます。そのあまりにも風光明媚な光景に見る者すべてが虜に。まるで平安貴族になったかのような気分が味わえます。
春に京都を訪れた際にはぜひ京都御苑を訪れて、風雅な香りをご堪能下さい。
観光情報

【所在地】〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3
【開園時間】京都御苑はいつでも自由に入ることができます。
【観光所要時間】約60分
【入苑料/入苑時間】京都御苑はいつでも自由に入苑することができます。
【拾翠亭(旧九條茶室)参観】
- 開館日|毎週木曜日、金曜日、土曜日※年末年始・葵祭(5/15)・時代祭(10/22)を除く
- 開館時間|9:30-15:30(受付|15:15)
- 料金|300円(※中学生以下無料)
- ※開館日及び年末年始以外は申込により茶会、句会、謡曲会の会合ができます。
【お問い合わせ】(一財)国民公園協会京都御苑 075-211-6364(8:30~16:30 月曜日定休、年末年始休業)
【公式サイト】https://fng.or.jp/kyoto/
アクセス情報

【電車】
- 行き方|市営地下鉄烏丸線京都駅-「今出川」駅又は「丸太町」駅下車-その後徒歩5分
- アクセス所要時間|約20分
- 料金|260円
【バス】
- 行き方|京都駅バスロータリー A2のりば─4・17・205系統-府立医大病院前下車-その後徒歩7分
- アクセス所要時間|約36分
- 料金|230円
【駐車場】
①中立売駐車場(烏丸通側)
- 駐車台数|乗用車:131台/バス:16台
- 料金|乗用車:3時間まで800円/以後30分毎100円※最大料金1,200円(当日24時まで)/バス:3時間まで2000円/以後30分毎300円※高さ2.3m以上の車輛
※バス夜間料金1泊(入庫17時~20時─翌日8時出庫の場合)3000円 - 営業日|無休〈利用時間〉(乗用車)7:00~20:00 24時間出庫可(バス)8:00~17:00
②清和院駐車場(寺町通側)
- 駐車台数|乗用車81台(身障者用2台を含む)
- 料金|3時間まで800円/以後30分毎100円※最大料金1,200円(当日24時まで)
- 営業日|無休
- 利用時間|7:00~20:00※24時間出庫可
周辺観光スポット
おすすめの宿泊プラン
瞑想をテーマにした、五感に心地良い「ザ サウザンド スパ」では、ホットバス、岩盤浴など、静かに流れる音楽とともにお愉しみいただけます。
茶、炭、香など京都の素材・伝統・文化を詰め込んだスパトリートメント3種類の中から、 お選びいただけるご宿泊プランです。