世界遺産「元離宮二条城」の見どころ|二の丸御殿・二の丸庭園の魅力
慶長8年(1603)、徳川家康によって建てられた、徳川慶喜による大政奉還の意思の表明など数々の歴史の舞台となってきた二条城。鶯(うぐいす)張りと呼ばれている廊下や、狩野派による数々の障壁画など見どころが満載の二の丸御殿。また、豪華絢爛な唐門や三つの庭園など広い城内を満喫できます。地下鉄の駅や市バスなどの停留所にも近く、京都駅からのアクセスも快適です。
二条城とは
慶長8年(1603)に、徳川家康が将軍上洛の際の宿泊所として築かれたものであり、江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜が大政奉還の意思を表明した場所としても知られています。
まさに徳川家の栄枯盛衰の場である二条城は、国宝の二の丸御殿を始めとした、文化財や名勝が数多く見られる貴重な場所で、平成6年(1994)に世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。
見どころ 徳川家栄華の結晶「国宝 二の丸御殿」
国宝である二の丸御殿の内部は、部屋数33、約800畳という広大な空間となっています。安土から江戸時代にかけて活躍した近世日本を代表する画家集団狩野派による障壁画や、極彩色の彫刻や金の装飾など、まさに豪華絢爛な造りになっています。
また、御殿の廊下は歩くと鳥が鳴くような音がすることから、鶯(うぐいす)張り」と呼ばれています。視覚と聴覚、どちらも研ぎ澄ませながら、二の丸御殿の観覧をお楽しみください。
歴史と現代アートとの融合「二条城まつり」
二条城では例年、10月中旬から12月上旬にかけて、二条城まつりが開催されます。
期間中は、二条城の魅力が感じられる多彩なイベントが開催され、中でも夜間は、花をモチーフにしたプロジェクションマッピングなどを行う「NAKED
FLOWERS」や、京都の伝統をモチーフにした水槽の中で金魚や鯉が泳ぐ水族アート展覧会「アートアクアリウム城」など、歴史と現代アートとの融合が楽しめます。
蓬莱の再現 「二の丸庭園」
二の丸御殿に隣接するように広がるのは、特別名勝である「二の丸庭園」です。後水尾天皇行幸のために小堀遠州のもとで改修された書院造庭園であり、不老不死の仙人が住むと言われた山である蓬莱を再現したといわれています。
多数の石組を池畔に配した力強さを感じる庭園であり、どの角度から見てもその美しさを堪能することができます。数多くの名園を擁する京都でも、屈指の人気を誇る庭園です。
■所在地
〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
■駐車場
【営業時間】8:15~18:00(バスのみ17:00~翌8:15出庫 夜間駐車可)
【収容台数】バス11台/乗用車120台〈10月のみ〉バス20台/乗用車54台
【駐車料金】
〈バス〉(2時間まで)予約がある場合:3,000円/予約がない場合:3,300円(以降1時間毎)1,000円(夜間駐車料金:3,000円)
〈 乗用車〉(2時間まで)1,200円(以降1時間毎)300円
■営業時間
【開城時間】8:45~16:00(閉城17:00)
■問合せ
TEL:075-841-0096/FAX :075-802-6181
■URL
二条城 世界遺産・元離宮二条城(公式サイト)
拝観情報
【入城料/二の丸御殿観覧料】
(一般)1,300円/(中高生)400円/(小学生)300円
【展示収蔵館入館料】100円
【開館時のみ】 ※現在本丸御殿は修理工事中でございます。
アクセス情報
【電 車】
〈行き方〉
地下鉄烏丸線~烏丸御池駅にて、地下鉄東西線に乗り換え~二条城前駅~徒歩すぐ
〈所要時間〉約15分
〈料金〉260円
【バ ス】
〈行き方〉
京都駅前バス乗り場B1 9系統もしくは B2 50.急101系統乗車~「二条城前」~徒歩すぐ
〈所要時間〉約20分
〈料金〉230円
【自動車】
〈行き方〉名神高速道路・京都東IC・京都南IC~二条城
〈所要時間〉
(ICから)一般道を約30分程度。紅葉のシーズンなどの繁忙期には、周辺の道路がたいへん混雑いたしますので、公共交通機関のご利用をお勧めいたします。
御朱印情報
二条城では御朱印ではなく、入城記念付というものをいただくことができます。1枚300円で、入城して順路通りに進んだ左手にある土産物店にて、書置きのみ販売しております。
土産物店は大休憩所と呼ばれる施設内部にあり、カフェや休憩スペースと併設されています。
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