京都駅前の観光名所「渉成園(枳殻邸)」の見どころ|千変万化する庭園

約1万6千坪の広大な敷地を有する「渉成園(しょうせいえん)」。渉成園十三景と呼ばれる13の絶景が評判で、多くの参観者が訪れています。
京都を代表する観光地「渉成園」の見どころをご案内いたします。
渉成園(しょうせいえん)とは

渉成園とは、東本願寺の飛地境内地の庭園。江戸幕府3代将軍「徳川家光」が約1万坪の土地を寄進し、石川丈山らとともに作庭した庭園です。
庭園には四季折々の花が咲きほこり、1936年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています。
渉成園の見どころ
渉成園十三景
園内には、江戸時代の歴史家「頼山陽」によって「渉成園十三景」と名付けられた美しい建物や風景が存在します。
1.印月池(いんげつち)
渉成園の6分の1を占める大きな池。東山から上る月影が水面に美しく映ることから、この名が付けられました。鏡のような池の水面が自然を映し出し、趣深い光景を作り出しています。
2.侵雪橋・回棹廊
印月池に架かる2つの橋。「侵雪橋(しんせつきょう)」は反り橋である一方、「回棹廊(かいとうろう)」は檜皮葺の屋根を持つ橋です。
見事な景観を作り出しており、実際に橋の上を渡ることも可能です。
3.漱枕居(そうちんきょ)
印月池の西南に位置し、水上に乗り出すように立つ建物。秋のライトアップ時には幻想的な装いに変貌します。
4.臥龍堂(がりゅうどう)
印月池に浮かぶ南大島のこと。元来は、この島に建てられていた小さな鐘楼堂を臥龍堂と呼びましたが、安政の大火の折に焼失し、今は礎石が残されています。
5.傍花閣(ぼうかかく)
山門にあたる位置に建てられた建物。奔放で軽快な構成と穏やかな数寄屋造りの手法を兼ね備えた、個性的な建築です。
傍らには桜並木が広がり、春にはその名にふさわしい佇まいを見ることができます。
6.滴翠軒(てきすいけん)
池に面して建てられた建築物。緩やかな屋根が軒を差し出し、縁側が池中に張り出しているのが特徴。池の背景には「キリシマヤマ」と呼ばれる築山があり、南側の生垣と共に他の庭から切り離された作りになっています。
この他にも十三景はありますので、ぜひ実際に訪れてご覧になってみてください。
観光情報
アクセス
所在地 | 〒600-8190 京都市下京区 下珠数屋町通間之町東入東玉水町 グーグルマップで開く |
---|---|
電車 | JR「京都」駅 より徒歩約10分 地下鉄烏丸線「五条」駅 より徒歩約7分 |
バス | 市バス「烏丸七条」バス停 より徒歩約5分 |
自動車 | JR京都駅前より約3分 |
駐車場 | 専用駐車場無し。 付近のコインパーキングをご利用ください。 |
参観情報
参観時間 | 【3~10月】9:00~17:00 【11~2月】9:00~16:00 ※ライトアップ期間は 時間変動あり |
---|---|
参観料 (庭園維持寄付金) |
【大人】700円 【高校生・中学生】300円 【小学生以下】無料 |
所要時間目安 | 約30分 |
基本情報
お問い合わせ | 075-371-9210 |
---|---|
公式サイト | https://www.higashihonganji. or.jp/about/guide/shoseien/ |
渉成園周辺の観光スポット
周辺観光地 | ||
---|---|---|
![]() |
||
![]() |
||
![]() |