世界遺産「天龍寺」の見どころ|巨大な雲龍図・曹源池庭園の魅力
世界遺産にも認定されている嵐山の「天龍寺(てんりゅうじ)」。国指定の史跡・特別名勝の曹源池庭園は紅葉が大変美しく人気があり、多くの参拝者が訪れています。
様々な見どころがある天龍寺の魅力をご案内いたします。
天龍寺とは
臨済宗天龍寺派の大本山。足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために、後嵯峨上皇の亀山殿の跡地に創建されました。
日本で最初に史跡・特別名勝に指定された場所としても有名。平成6年(1994)には、世界遺産「古都京都の文化財」の1つに認定・登録されています。
天龍寺の見どころ
雲龍図
法堂の天井に描かれた巨大な雲龍図。天龍寺開山夢窓国師650年遠諱(おんき)記念事業として、日本画家加山又造画伯によって描かれました。
360度どの角度から見ても睨まれているように見えることから、「八方睨みの龍」とよばれています。ぜひ様々な角度からご覧になってみてください。
曹源池庭園(そうげんちていえん)
約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめている、日本最初の史跡・特別名勝指定。
春は枝垂桜・夏は新緑・秋は紅葉・冬は雪と、いつ訪れても美しい景観をお楽しみいただけます。
達磨図(だるまず)
「庫裏(くり)」の正面玄関に置かれた衝立には、「達磨図」が掲げられています。モチーフは禅宗の初祖で、インドから中国に渡って禅宗を始められた達磨大師です。
天龍寺前管長 平田精耕老大師によって不思議なタッチで描かれ、天龍寺を代表する画として有名。一度見たら忘れられないようなインパクトの強い表情が特徴的です。
紅葉の季節
秋になると、境内は鮮やかな紅葉で彩られます。特に曹源池庭園の池に移った紅葉は、大変美しく見事です。
桜の季節
紅葉だけでなく、桜の名勝地としても有名。多宝殿付近には枝垂れ桜が咲き誇り、近くに望京の丘からは、枝垂れ桜を見下ろすことができます。
観光情報
アクセス
所在地 |
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 グーグルマップで開く |
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電車 | 京福電鉄嵐山線「嵐山」駅徒歩すぐ |
バス |
市バス11,28,93系統 「嵐山天龍寺前」バス停から徒歩すぐ |
駐車場 |
自家用車:100台 料金:1,000円/回 |
参拝情報
参拝時間(庭園) |
8:30~17:00 (受付終了16:50) |
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参拝料金 |
【庭園(曹源池・百花苑)】 高校生以上:500円 小中学生:300円 未就学児:無料 |
【諸堂(大方丈・書院・多宝殿)】 庭園参拝料に300円追加 |
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【法堂「雲龍図」特別公開】 |
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所要時間目安 | 約1時間 |
基本情報
お問い合わせ | 075-881-1235 |
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公式サイト | http://www.tenryuji.com/ |