「本能寺」の観光・見どころ|織田信長が無念を遂げた場所

2020年の大河ドラマで脚光を浴びた明智光秀が起こした日本の歴史上で最も有名な謀反劇「本能寺の変」。その舞台となった場所がこの本能寺です。現在、日本で最もホットな観光スポットとして注目を集めています。
日本の偉人の中でも1、2を争う人気を誇る「織田信長公」の供養塔や、多くの災禍や戦乱を潜り抜けて現代に受け継がれた宝物が多く展示されている大賓殿宝物館など、日本の戦国時代を感じることのできる貴重な場所です。
周辺には地下鉄や市バスなどが配備されており、京都駅からのアクセスも抜群。繁華街の近くにあるので、観光が終わった後はグルメやショッピングをお楽しみいただけます。
本能寺とは

本能寺とは、法華宗(本門流)の大本山であり、洛中法華二十一カ寺本山の一つです。日隆が応永22年(1415)に油小路高辻に創建した本応寺が前身となっております。
歴史上にも名高い「本能寺の変」の舞台となった本能寺は、実は現在の本能寺がある場所ではなく、蛸薬師西洞院のあたりにあったときに起こりました。その名残として、かつての本能寺跡の石碑が蛸薬師小川交差点南西角に建てられています。
本能寺の見どころ
見どころ①|歴史の転換点『本能寺』

日本の歴史上でも屈指の人気を誇る織田信長が、1582年の「本能寺の変」の際に自刃した場所として有名な本能寺。2020年に大河ドラマが放映された影響もあり、一躍脚光を浴びています。
他の場所では中々目にすることのできない、「織田信長」や「明智光秀」に関係する展示品が多く納められています。京都でも貴重な、歴史の「転換点」となった舞台で、戦国時代の風を感じてみてはいかがでしょうか。
見どころ②|本能寺と「火災」

「本能寺の変」の際に、「是非に及ばず」の言葉と共に織田信長が火を放って自刃したことは有名な話ですが、実は本能寺の焼失は過去に5度起こっています。その理由は別門の仏教徒との抗争であったり、戦乱に巻き込まれるなど様々です。
しかし、何か大きな事件が起こるたびに必ずと言っていいほど火災が起こるのが、本能寺の不思議なところです。そのため現在の本能寺では「能」の「ヒ(火)」の文字を嫌い、異体字である「䏻」が使用されています。
見どころ③|本能寺の守り神「火伏せのイチョウ」

過去何度も火災に遭っている本能寺には、「火伏せのイチョウ」と呼ばれる樹齢400年ともいわれる巨木があります。天明8年(1788)の旧暦1月に京都の町は大火災に見舞われ、まさに火の海と化します。
迫りくる猛火に追われ、本能寺の境内に逃げ込んできた人たちがイチョウの木の下に身を寄せ合っていたところ、イチョウから勢いよく水が噴き出し、その水によって本堂やほかの建物は延焼を免れたんだとか。
2004年に京都市の保護樹にも指定された、本能寺の秋を彩る「看板樹」となっています。
御朱印情報

【種類】2種類
【朱印灯明料】300円
【授与所】本能寺社務所
【受付時間】9:00-17:00
拝観情報
【所在地】〒604-8091 京都府京都市中京区寺町通御池通下ル下本能寺前町522
【拝観時間】
- 境内|6:00-17:00
- 本能寺寺務所|9:00-17:00※入館は16:30まで
- 大寶殿宝物館|9:00-17:00※入館は16:30まで
休館日|年末年始・展示替え日
【拝観料】
- 境内|無料
- 大寶殿宝物館|
- 一般:700円
- 中・高校生:500円
- 小学生:300円
- 修学旅行生・身障者:300円
※30名以上は団体割引あり
※大寶殿特別展開催期間中は料金が異なります。
【お問い合わせ】TEL:075-231-5355
【公式サイト】https://www.kyoto-honnouji.jp/
アクセス情報

【電車】京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車すぐ
【バス】京都駅前バスターミナル A3乗り場205系統乗車─「河原町三条」バス停下車すぐ
【駐車場】
- 料金|30分200円
- 駐車台数|20台
※高さ2.7m以下マイクロバスまたは2tトラックまでの駐車は可能です。
※大型中型バスの駐車はできません。