「高台寺」の観光・見どころ｜最も栄達した女性・北政所が建立したお寺

北政所（ねね）と豊臣秀吉ゆかりの地「高台寺（こうだいじ）」。蒔絵や開山堂など、安土桃山文化を体感できることで有名なお寺です。

他にも、紅葉や桜の名所として人気。多くの参拝客が訪れる高台寺の見どころをご案内いたします。

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高台寺（こうだいじ）とは

高台寺とは、1606年に豊臣秀吉の正室「北政所（ねね）」が、秀吉を弔うために創建したお寺です。伏見城から移築された「観月台」、高台寺蒔絵が施された「霊屋（おたまや）」など、数多くの重要文化財がございます。

また境内は自然に溢れており、京都屈指の紅葉・桜の名所としても有名です。

高台寺の見どころ

開山堂（かいざんどう）

中門をくぐった先にあるのが、重要文化財の開山堂です。高台寺の創建当初から残る貴重な建物。

高台寺境内の中央付近にあり、緑豊かな景観と見事に調和しています。

観月台（かんげつだい）

開山堂と書院を結ぶ、屋根つき廊下の中央付近にあります。小規模な唐破風屋根が特徴的。ねねが豊臣秀吉を偲びながら月を眺めたといわれる場所です。

竹林

京都では嵯峨野の竹林が有名ですが、東山エリアでは貴重な竹林が、高台寺にもあります。拝観経路の終盤にあるので、参拝の余韻を感じつつ竹林をお楽しみください。

高台寺蒔絵（まきえ）

高台寺蒔絵とは、漆工芸の代表的な加飾技法の一つ。黒漆の面に金粉を蒔いて文様を浮かび上がらせるので、黒と金の対比が際立ちます。

ねねが眠る霊屋（おたまや）内陣の階段や厨子には、蒔絵が施されており、豪華絢爛な安土・桃山時代の芸術文化をご覧いただけます。

方丈前庭「波心庭」

本堂の方丈には「波心庭」と呼ばれる枯山水庭園があります。国の名勝にも指定され、季節毎にカラフルな砂でデザインされるなど、様々な意匠が凝らされている庭園です。

また春には枝垂桜が開花し、色鮮やかな桜・白い砂のコントラストをお楽しみいただけます。

紅葉

紅葉の名所としても名高く、秋には多くの参拝客が訪れます。臥龍池（がりょうち）の水面に映る紅葉は大変美しいです。

また青紅葉も大変人気。参道や開山堂が青々としたカエデに包まれ、まるで青紅葉のトンネルをくぐっているような体験ができます。

高台寺雲居庵のお抹茶

境内にある「高台寺雲居庵」では、お抹茶をいただくことができます。美しい景色を眺めながら、ゆったりとお寛ぎください。

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