Sightseeing 観光情報
美しい自然が多い滋賀の春は、やはり桜めぐりがおすすめです。
ホテルスタッフイチオシのお花見スポットをチェックして、春を感じてみませんか?
「琵琶湖×桜のコラボレーション」や「歴史を感じる桜スポット」など、
滋賀県ならではの春の楽しみ方をご紹介します。
琵琶湖に代表される豊かな自然に恵まれ、歴史深い土地として名所旧跡が多く、
いつの季節でも多様に楽しむことができる滋賀県ですが、やはり桜の咲き誇る春は格別。
壮大な琵琶湖や歴史の流れを感じる寺社仏閣と、美しく咲き誇る桜のコントラストは、
滋賀ならではの春の風物詩として多くの人を魅了しています。
また、湖北エリアと湖南エリアで開花時間に差があるため、比較的長い期間桜を楽しめる点も特徴です。
数ある桜の名所の中から、滋賀の観光情報を知り尽くした琵琶湖ホテルスタッフが
厳選の桜スポット6選をオススメポイントとともにご紹介いたします。
桜スポットを訪れるとともに、琵琶湖ホテルの桜にちなんだランチやスイーツ、
宿泊プランでさらに春をご堪能ください。
千本を超えるソメイヨシノや山桜、しだれ桜が咲き誇り、桜色に染め上げられた境内。多くの文化財と桜が同時に楽しめることから人気が高いお花見スポットです。見どころはなんと言っても、国宝や重要文化財の建造物と幻想的な桜のコラボレーションが楽しめるライトアップです!幻想的な夜桜の世界へと誘う、参道沿いの桜並木は見逃せません。
🌸ホテルスタッフイチオシポイント🌸
幻想的な夜桜ならココ!SNSでも大人気です!
三井寺(正式名称:園城寺)とは、天台寺門宗の総本山で、古くから日本四箇大寺の1つに数えられる由緒あるお寺。
西国三十三所観音霊場の第14番札所である観音堂、近江八景「三井晩鐘」の鐘楼などに加え、多数の文化財も収蔵。
さらに桜の名所としても知られ、春には日本全国から多くの参拝客が訪れています。
また、国宝10件・重要文化財42件の国指定文化財が示すように、ただ量が多いだけではなく、
質の高さも県内はもとより全国でも屈指のもの。
現在も国宝・重要文化財・名園など貴重な寺宝を数多く伝えています。
参拝客をまず迎えてくれるのが仁王門です。1452年に建立され、浄域への表門として徳川家康により甲賀の常楽寺より移築、寄進され、現在は重要文化財となっています。 仁王門の両脇を覗いてみると、山内を守護する仁王像の姿が。門を彩る淡いピンク色の桜と威風堂々とした仁王像のコントラストはこの季節ならでは。ぜひ近くに寄って、巨大な仁王像を覗いてみてください。
境内のあちこちには千本を超えるソメイヨシノや山桜、しだれ桜が咲き誇り、あたりを桜色に染め上げます。この季節にしか見ることのできない、歴史的な建造物と桜のコラボレーション。心地よい春風に吹かれながら、時の流れや文化を感じる国宝や重要文化財の堂社を巡り、花の三井寺を心ゆくまで満喫していただけます。
2025年3月25日(火)− 4月13日(日)の期間限定で行われる、「三井寺 春のライトアップ」。境内一円に一斉に咲き誇る千本を超える桜がライトアップされ、夜空に浮かび上がる幻想的な光景に。昼間とはまた違った、少し妖艶で幻想的な夜桜は必見です。
ライトアップ期間の詳細はこちらをご確認ください。
水量豊かな琵琶湖から京都へと水を運ぶ「琵琶湖疏水」は、明治期の竣工以来、今なお“現役”で活躍している人工の運河。疏水沿いにヤマザクラを中心とした約660本の桜並木が続き、桜の季節には散策を楽しむ多くの人で賑わいます。レトロな雰囲気を醸し出すレンガの水路と、淡いピンクの桜のコントラストはとってもフォトジェニック!
🌸ホテルスタッフイチオシポイント🌸
京都の疏水ほど混雑しないかも。カメラ好きな方におすすめ!
琵琶湖の豊かな水資源を京都へと繋ぐため、明治14(1881)年に計画された「琵琶湖疏水」。
今もまだなお現役として運河の役割を担っています。
滋賀県大津市観音寺から京都府京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの「第1疏水」、
第1疏水の北側を全線トンネルで並行する全長約7.4kmの「第2疏水」、
そして京都市左京区の蹴上付近から分岐し北白川に至る全長約3.3kmの「疏水分線」などから成り立ち、
歴史をものがたるたくさんの名所・歴史跡があります。
全長30キロを超える琵琶湖疏水の始まり、「大津閘門(こうもん)」。水門を開けて舟を通したり、水位を調整する役割を果たしています。この大津閘門は、れんが造りの初めての本格的な閘門として注目を浴びました。
レトロな雰囲気が漂うれんが造りの建造物とピンクに色づく桜のコントラストが人気のスポットです。風情あふれる琵琶湖疏水を船で巡る「びわ湖疏水船」もこの大津閘門からスタートします。
琵琶湖疏水には4つのトンネルが存在していますが、中でも一番長いトンネルが、全長2,436mの長さとなる第1トンネル。日本で初めて竪坑方式で造られました。各トンネルの入口には「扁額(へんがく)」と呼ばれる石の額が掲げられ、いずれも伊藤博文ら明治を代表する政治家達が揮毫した歴史的に大変貴重なもの。水路の両岸に咲き誇る桜も見事ですが、こうした史跡が随所に存在する点も見どころの一つです。
大津閘門から三井寺へと続く一帯は、桜の時期には両岸にライトアップが施されます。夜空と水路に浮かぶピンク色の桜と川岸の緑のコントラストが美しくも幻想的な夜桜の世界が楽しめます。
期間や詳細はこちらよりご確認ください。
「源氏物語」のはじまりの地としても知られる石山寺は、四季折々の花が咲き誇る「花の寺」としても有名です。早咲き・遅咲きのさまざまな種類の約600本の桜が、3月上旬から4月中旬まで、美しい花を咲かせ、ワンシーズンに何度も楽しめる「桜まいり」がオススメ。
🌸ホテルスタッフオススメポイント🌸
2024年大河ドラマで注目された観光スポット!源氏物語の始まりの地である石山寺で楽しむ桜は格別!
石山寺とは、西国三十三所観音霊場の第十三番札所で、真言宗の大本山にあたるお寺です。
奈良時代創建で、安産・福徳・厄除・縁結のご利益があり、現在も多くの方の信仰を集めています。
日本文学師に名高い女流作家の先駆け、紫式部を始め、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」と呼ばれることも。
また、境内に四季折々の花が咲き誇ることから、「花の寺」としても知られています。
「源氏物語」のはじまりの地としても有名で、2024年大河ドラマ「光る君へ」の舞台に。
お仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していた紫式部は
その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、
「源氏物語」の始まりだと言われています。
3月下旬から4月上旬にかけて、早咲きの「カワヅサクラ」や「カンザクラ」から「ソメイヨシノ」、そして遅咲きの「サトザクラ」まで、広い境内に咲き誇る約600本の桜が辺りをピンク色に染め上げ、本格的な春の訪れを感じることができます。2月下旬からの梅の開花時期と合わせ、「梅つくし・桜まいり」が開催され、毎年多くの人が「花の石山寺」として名高い境内各所で、美しい花を楽しまれています。
2025年度の開催について詳しくはこちらから
東大門は石山寺の正門で、瀬田川沿いに面する重要文化財です。鎌倉時代の建立とされていますが、淀殿の寄進による伽藍再興の際に、大規模な修理が行われました。そして東大門は、なんといっても迫力とバランスのとれた美しいフォルムが印象的。さらに中の仁王像は天才仏師として名高い運慶とその長男である湛慶が作成し、力強さと美しさの両方が強く感じられる意匠に。外にも中にも見どころ満載の門です。
桜の季節には、東大門からつづく参道に植えられたたくさんの桜がピンク色のトンネルとなり、訪れる人々をお迎えしています。
百人一首を題材とした映画「ちはやふる」の舞台にも選ばれた近江神宮は、桜の名所としても有名です。あざやかなピンク色の河津桜が咲き誇る参道の先には、枝垂れ桜に彩られた社殿など、境内には絶景の桜写真スポットが多数あり、訪れる観光客を楽しませてくれます。
🌸ホテルスタッフオススメポイント🌸
聖地巡礼と言えばココ!観光の前後には、
ホテルの「百人一首ランチ」や「百人一首カクテル」で平安気分によいしれて♡
湖北エリアに位置する海津大崎は、「日本のさくら名所100選」にも選ばれている全国的に有名なお花見スポット。約800本のソメイヨシノがびわ湖岸約4kmにわたり続き、美しい風景を作り出しています。琵琶湖八景の一つ、「暁霧・海津大崎の岩礁」としても知られる海津大崎は、青い琵琶湖とピンクの桜のコントラストが楽しめる、滋賀ならではの桜スポットです。
🌸ホテルスタッフオススメポイント🌸
レンタサイクルで桜ロードを駆け抜ける幸せ!
琵琶湖から桜を楽しむお花見船も大人気です。
国宝に指定されている彦根城は、春にはお堀沿いを中心に、広大な城内に約1,100本の桜が咲き誇ります。桜に彩られた「西の丸三重櫓」はとてもダイナミック。また、天守閣内部に登ることもでき、天守閣からの眺望も見逃せません。眼下に広がるのは、淡いピンク色の桜の絨毯と、その奥に広がる琵琶湖。滋賀ならではの春の風景です。
🌸ホテルスタッフオススメポイント🌸
4月13日は大人気マスコットキャラクターの「ひこにゃん」の誕生日!
桜とひこにゃんの魅力全開の写真が撮れるかも。
1937年の来日時、旧琵琶湖ホテルに宿泊した"奇跡の人"ヘレン・ケラー。その際に植樹を行い「ヘレン・ケラーの桜」として愛された桜の子桜が、今なおホテルで大切に受け継がれています。
桜の花芽が休眠状態から覚める休眠打破の時期は、全国的に平年より遅くなる見込みですが、休眠打破後は平年より高めの気温が予想されるため、花芽が例年より早いスピードで生長し、全国的に平年並みか平年より遅めの開花となる地点が多いでしょう。
例年よりやや遅い3月24日に東京で開花がスタートし、続いて九州地方、四国地方、東海地方でも続々と開花し始める予想となっています。
西日本では2月は平年より低め、3月は平年より高めの気温が予想されています。開花時期は平年並みか平年より遅めでしょう。
2月20日現在の大津市の桜は約25%程度の生長率となり、花芽からつぼみに生長途中の状態。
琵琶湖ホテルからほど近い三井寺の開花予想は4月3日頃、満開予想は4月9日頃となっています。
スポットによっては2週間程度も桜を楽しめるので
早めに春のお出かけの計画を立ててみてはいかがでしょうか。
参照:日本気象株式会社「2025年桜の開花・満開予想(第3回)」
参照:お天気ナビゲーター「桜ナビ」
※スポットごとの開花・満開予想が確認できオススメです!
※掲載の情報は予想であり、開花の時期を約束するものではございません。
春のお出かけ、桜の名所を楽しんだ後は、「春」や「桜」をテーマにしたランチやスイーツなど、琵琶湖ホテルでも「桜」を満喫していただけます。
人気の桜スポット「三井寺」「琵琶湖疏水」から琵琶湖ホテルまでは徒歩約20分程度とお散歩コースとしても最適な距離。
お花見の後は琵琶湖ホテルで、雄大な琵琶湖を眺めながら、春の訪れを味わってみてはいかがでしょうか。